口腔カンジダ症


舌苔がなかなか取れない

入れ歯の痛みがなかなか治らない

口の中の粘膜や舌が痛い

口腔カンジダ症は、口腔内常在菌の一つであるカンジダ金が原因で発症します。

病原性、増殖性が弱いおとなしい日和見菌ですが全身の免疫力が低下すると

増殖して病原性を示し発症します。

症状と視診で可能性が高ければ培養検査を行います。

口腔内の唾液を滅菌された綿棒で採取し培養します。

肥厚性カンシダ症
口腔カンシダ症による舌苔

ご家族が口腔ケアを熱心に行っていましたがなかなか改善しませんでした。

カンジダディテクターによる培養検査
培養検査 検査前 検査後

検査前は赤の培地で口腔内から液体を摂取48~72時間で判定できます。


萎縮性カンシダ症
ヒリヒリした舌の痛みを訴える

ヒリヒリした舌の痛みを訴え食欲が低下していました。処方後5日目より改善し食欲も戻ってきました。

萎縮性カンシダ症
日和見感染が明らかです。

服薬後再検査
オラビ錠2週間服薬後の検査

2週間の服薬後カンジダ菌は±レベルまで除菌されました。舌の痛みもなくなり唾液の分泌も増えました。食欲が出て会話も増えました。


口腔カンシダ症による口角炎
長引く口角炎

口を開けると痛い状態が長く続いていました。左右に口角炎が出来ていました。

口腔カンシダ症による口角炎
カンジダ菌が多く存在します。

1週間のファンキゾンシロップで口角炎は治まりました。お口の不快症状がなくなり食欲も改善されました。



口腔カンシダ症の治療

いくつか種類がありますがカンジダ菌の除菌を行います。その後予防の為口腔ケアは重要になります。


1.フロリードゲル

塗り薬で口腔内全体に塗るか、義歯内面に塗ります。ワーファリンなど併用できない薬が多いです。

2.オラビ錠

歯ぐきに一日一回貼ります。味も気にならないし簡単です。成分はフロリードゲルと同じなので併用出来ない薬があります。

3.ファンキゾンシロップ

うがい薬のように使うが味が良くありません。口に長く含まなければならないので大変です。