在宅の摂食嚥下障害への対応と新しい知見

東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科老化制御学系摂食嚥下リハビリテーション学分野教授 戸原 玄先生。薬剤に注意する副作用は口腔乾燥、錐体外路症状、筋弛緩・傾眠、食欲低下は要チェックする。

1.目がはっきり覚めているか。

2.普通に深い呼吸が出来るか。

3.異常に痩せていないか。

4.異常な円背はないか。

5.首は固くないか。

6.声は普通に出るか。

7.普通にしゃべれるか。

8.流涎や痰はないか。

9.口が異常に汚くないか。

対して認知症では究極すきなものを、好きな時に、好きな人と、好きなように食べるイメージ。

開口訓練は、開口は舌骨上筋群が深くかかわり、嚥下は喉頭挙上が深くかかわる。顎引き運動は嚥下時の舌骨前方移動、つまり食道入口部開大を増大する。開口力や舌圧には体幹の筋肉量が関連性ある。サクサクテストは特異度が特によい(咀嚼も良ければ嚥下も良い。)健常高齢者の場合、抗菌の厚みは年齢や骨格筋量よりはの本数に依存する。マウスピースを用いた噛みしめが高齢者の咬合力を改善した。訪問で定期的なVEは重度な嚥下障害をもつ家族の心理的支援となり、安全な経口摂取のコンプライアンスを導く。