嚥下障害とかたちのある食事

国立国際医療研究センター病院 藤谷 順子先生。嚥下調整食のピットフォール1.普通のものではないという感覚2.作る事や用意することが大変3.おいしさよりも形態を優先4.たくさん食べるためには単調すぎる。咀嚼・食塊・嚥下という流れで咀嚼機能が低いと初めから食塊状のものを口に入れる。嚥下機能が低いと嚥下可能な形態が限られる。このバランスが大事。逆に咀嚼機能が高く嚥下機能が高いと様々な形態が嚥下可能となる。健常な人は食塊状にならなくても嚥下している。自分の嚥下能力を感覚で分かっている。咀嚼は飲みやすくするだけではなく、感覚する(楽しみ、食感、香り等)ものである。例(ぼそぼそのポテトコロッケはややむずかしいが、クリームコロッケはかなり食べやすい。かたちのあるもの(多彩なもの)を食べられることは重要、食事の意欲・摂れる栄養の量と幅が広がる・介護者のQOL・本人のQOL・機能維持につながる。